「『Good Jobつばめ推進事業』燕中学校職場体験①」
2018年11月、大河津建設は一般事業主行動計画に基づき、
職場体験を行いました。
当社の所在地である燕市では、地域の産業への理解を深め、
将来を切り開き自立して生き抜く力を身に着ける
「キャリア教育」を推進する、という趣旨の元、「Good Jobつばめ推進事業」と題した
市内中学生の職場体験活動を行っております。
大河津建設はこの事業の趣旨に賛同し、燕市を流れる大河津分水路での改修事業の一環で
弊社が今年度受注した「大河津分水路山地部掘削その3他工事」現場で実施することとしました。
実施期間は二日間。燕中学校一年の建設業を希望した学生さんが三名来てくださいました。
まずは本社でオリエンテーション。学生さんたちはちゃんと履歴書を持ってきて、
こちらからは一人一人の名刺を作ってお渡ししました。
これには、職場体験では仕事の内容を知るだけでなく、
『働いてお給料をもらうって、その対価として自分の行動や会社の商品に責任を持つ、
ってことなんだよ』という意味をこめ、「この二日間は大河津建設の社員ですから責任感を
持って働いてください」とお渡ししました。
それに合わせて、『働くってどうして?』『お給料をもらうってどういうこと?』
『将来どんな仕事を選べばいい?』ということを、まだ働くことをイメージできないで
あろう学生さんに、担当者が自分が建設業を選んだ理由を交えお話しさせてもらいました。
同時に働く上でのルールや建設現場での注意点なども。
オリエンテーションの後は、建設業の仕事内容や建設会社ってどんな仕組みなのかを説明。
地面の上に建物を作り上げる建築とは違い、どちらかというと地面の下を掘るイメージの土木の仕事。
インフラ整備であったり、除雪、災害復旧など建設業の社会的地域的役割をなるべくわかりやすく。
そして社内でも社外でも、一つの工事を作り上げるために建設業はチームワークで仕事を
していますよ、ということをお話ししました。
そして今回は土木技術者さんの仕事を体験してもらいますので、
「技術者さんってどんな仕事してるのか見に行こう!」
と山地部現場に移動するのですが、その前にその現場は何のためのどんな工事なのか、
まずは大河津分水路改修事業について学ぼうと、
『にとこ工事みぇ~る館』へ移動です。
ここでは信濃川河川事務所の須山担当専門官より説明していただきました!
私達も内部はこの時初めて入りましたが、
中は大河津分水路の改修事業の概要・各工事の代理人紹介等のパネル掲示、掘削土砂のサンプル展示や
ドローン撮影による進捗状況が見れるICT技術の活用のパソコンを使った紹介などがあります。
屋外には男女別の快適トイレがあり、屋上は改修事業が見渡せる展望台となっています。
そしてすごいのがこれ!
改工後の様子が目で確かめられるVRです!
最初は今の様子ですが…数秒経つと改工後の大河津分水路に変わります。
見たい方向を向けばそこの様子が映し出され、足元を見れば屋内にいても魚道の様子が
見れたりします。
ぜひ行ってみてください。屋内の開館時間は平日の9時から16時となっています。
開放されてはいないので、見学の連絡が必要です。
この日は晴天でした。屋上の展望台から実際の工事の説明を受けます。
ここでは学生さんから、
「山ってどうやって掘っていくの?」「今あそこに住んでる人はいずれどうするの?」
「河道掘削って河に潜って掘るの?」
など専門官に素朴な質問が。
この日、印象に残った専門官の言葉は、
「この現場は一年ごと、見に来るたびにどんどん景色が変わる。完成予定は14年後。
君たちが大学を出たとしてもまだこの工事は続いている。
この職場体験で土木の仕事に興味を持ち、将来その仕事に就くことになった時、
職場体験で見に来たこの工事に携われることがあるかもしれない。」
大河津分水路改修事業は地元燕市の大事業です。この事業で職場体験を行い、
もし将来この学生さんたちが土木の仕事に就き再度携われることが
出来たとして、その時に大河津建設での職場体験を思い出してくれたら私達もとても嬉しいです。
専門官の事業に対する熱い思いも伝わった一時間でした。須山専門官、感謝申し上げます。
そしてここからは山地部現場にバトンタッチ。
『にとこ工事見ぇ~る館』から現場に向かい、現場代理人の丸山さんから現場視察を兼ねて工事の説明を受けます。
その後現場事務所へ移動して技術者さんの仕事を学びます!
(「『Good Jobつばめ推進事業』燕中学校職場体験②」に続きます)